社長挨拶

「もともと地上には道はない。歩く人が多くなれば、すなわちそれが道になるのだ」中国の詩人 魯迅の言葉です。
たった一人の歩みから始まった藪内薬品株式会社は今年、創業55年を迎えました。
おかげさまで今では藪内薬品の薬箱は16万世帯でご愛用いただいており、社員数も160名を越える組織に成長することが出来ました。今日まで私たちの配置薬に懸ける理念と情熱をご理解いただき終始一貫ご支持くださったユーザーの皆様とメーカー各社のお力添えに深く感謝いたしております。
今"健康"は日本人最大の関心事になった感があります。TVも雑誌も健康法と健康食品の話題があふれています。医療技術がめざましく発展する一方、医療費の高騰、保険制度の危機も大きな社会問題となっています。「自分の健康は自分自身で守るしかない」というセルフメディケーションを強く意識する人が増えてきたのも当然だと思います。次々と新たな疾患が報告され、新たな治療法が解明され、新薬が発表される中、医薬と共に最新の情報を家庭までお届けできる配置薬業の業態が見直されつつあります。かつては家業にすぎなかった配置薬業は健康管理と救急の一角を担うシステムとして再評価され、業務も年々合理的で洗練されたものになってきました。
ユーザーとのこまやかなコミュニケーションこそが私たちの仕事の本質です。日々研鑽を積み、名実共にユーザーのご家庭の健康ナビゲーターとしてご信頼いただけるよう業務の質を向上させていくことが、私たちの最大の課題であり社会的使命でもあります。創業の頃と同じく「一歩あゆみ出せば、そこに道は開ける」という信念を常に持ちながら、私達はさらに飛躍しようとしています。